同じペースでは走り続けられません。
CCIEの中でもエントリ的な位置づけと言っても、R&Sはそれなりに難しいでしょうし、合格するまでに必要とされる勉強量も相当なものです。途中で考え直してCCIE の勉強に見切りをつけて終わらせる人もいれば、その大変さに途中で続かなくなり何となく勉強をしなくなっていたという人もいるかもしれません。
CCIEの難しさを語る時、その難易度、英語オンリー、高額受験料なんかが特徴として挙げられることが多いと思います。勉強を継続する上でのハードルは何があるでしょうか。
勉強を継続する上でのハードル
検証環境の用意
CCIEは実機ではないと言え、実機相当のシミュレータでの設定、操作が試験にありますから、机上だけで受かることはまず無理でしょう。実機、シミュレータ、レンタルラック等々、今なら比較的用意しやすいですし、これは用意できるか否かは最初に分かりそうなことですから、途中で挫折する要因とは言えなそうです。
英語
一定の英語力はたしかに必要です。これは自分が英語が苦手だと思うのであれば、CCIEの勉強を始める前にまずは英語の勉強から始めればいいでしょう。NW技術自体はある程度日本語で先に勉強し、ドキュメント内でよく使う言い回しや、単語を覚えてしまえばハードルとしては低めかなと思います。SpeakingやWritingはありません。昼飯中もたぶん話しかけてはきませんw
範囲の広さと勉強時間
家庭の事情や、働いていれば時期によって繁忙期、閑散期などもあって勉強に取れる時間が一定しないかもしれません。範囲が広く量が多いので、1周するだけでも結構な時間がかかります。そこに時間の取れなさが重なってくるとモチベーションも下がって途中で挫折する要因になりそうです。
過去のエントリでも書きましたが、私の場合はまずドキュメントの読み込みから始めました。
さらに自分の中での理解度に応じて分類したので、ドキュメントの読み込みも項目によって時間の掛け方は同じではありません。これまでの業務経験やCCNP取得の過程で身についたものであれば、軽く流していましたし、初めてのものは時間を割くようにして、全てで同じパワーをかけずに勉強していました。当然、分からないことや、ドキュメントを読んでも何を言っているのか意味不明な時もあります。そんな時は無理に深追いせずに次に進むようにし、範囲一通りを終わらせることを優先しました。どのみち一度の読み込みや検証で終わる勉強とは思っていませんでしたし、時間を掛けすぎると初めのほうの内容を忘れてしまうので、複数回繰り返すことを前提に立ち止まらないこと、場合によっては飛ばして後回し!くらいの気持ちで取り組んでいました。疲れが抜けないとか、2時間も3時間も勉強する気が起きない、そんな時は過去に勉強した得意ジャンルを再度ドキュメントだけ読み返したり、簡単な構成でテキトーなコンフィグをシミュレータで設定してみたり、なんてこともしました。
自分を甘やかしすぎてもダメですが、CCIEの勉強は詰め込んで短期で何とかなる資格ではないので、いつまでも同じペースで走るのではなく、ときには減速も必要です。気持ちの切り替えやモチベーションの維持を上手くできることが大事です。
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