NOTE
機器
ACI はAPIC、Spine、Leaf と大きく3種類の機器が必要になる。
APIC (Application Policy Infrastructure Controller)
- Spine、Leaf を管理する機器で、これにログインしてGUI で設定をおこなう
- 正体はCIMC(Cisco Intelligent Management Controller)を搭載したUCS サーバ
– USC というハードの上にAPIC ソフトウェアがある - 基本は(最低)3台1セットで使う
– 初期設定でActive Controllerの数を1に指定すればAPIC 1台でも使えるがCiscoのサポートが付かない
Spine
- ACI ファブリックのコアSW
- Nexus 9500シリーズ、9300シリーズが使われる
- 最低2台必要
- Leaf 向けDown Link は25G/40G/100G が使われる
- コアSW としての役目なので、帯域不足に対して、Spine 増設かLeaf ~ Spine 間のLink を増やすことで拡張する
Leaf
- ACI ファブリックのアクセスSW
- Nexus 9300シリーズが使われる
- 最低2台必要
- Spine 向けUp Link は25G/40G/100G が使われる
- Server 等のユーザ機器を収容する部分は100M/1G/10G が使われる
- Leaf スイッチのことをToR スイッチと呼ぶことがある
- アクセスSW としての役目なので、収容サーバが増えてきた場合はLeaf を増設することで拡張する
FEX / Sub Leaf
- ポート増設目的でFEX(Fabric EXtender) と呼ぶNexus 2000 シリーズや、もう一台Leafを接続して3階層もサポートされているが必須ではない。基本はSpine/Leafの2階層
Nexus はACI モードと(従来のスイッチとしてのOSの)NX-OS モードの2種類がある。ACI 利用時はACI モードのみとなる。イメージが異なるので簡単に切り替えて使うといったものでもない。
Nexus のモデルによってSpine/Leafどちらで使うか決まっている。一部の例外を除き、Leaf用NexusをSpineに転用する(その逆含む)ようなことはできない。
接続
- 基本は全てのLeaf は全てのSpine に接続する
– Leaf は他のLeaf 宛に2hop でいけること - Spine 同士の接続はしない、Leaf 同士の接続もしない
- APIC はLeaf のDown Link に接続させる
- 各SW にはUp Link とDown Link でポート用途が決まっている
– Leaf のDown Link をUp Link 用に使うといったことは基本できない
※ver 3.1から一部制約はあるが使えるようになる
REFERENCE
- aci-howto
– ACI 物理構成 - Cisco Application Centric Infrastructure Fundamentals
– Chapter: Fabric Provisioning
– Configuring Port Profiles
コメント
Leaf~Spine間は25Gでも接続可能だったはずです。。。
たぬきちさん
コメントありがとうございます。修正しました。