特別にすごい方法でもないですし、効率がいいのかと言われると良くはないかもしれない。
勉強方法
英語
英語について言うと、特に英語の勉強はしませんでした。CCIE取得以前から英語のドキュメント類には触れていましたし、どうしてもこの業界で働いていると英語の情報がまったく分からないではやっていけないのでハードルと思うほどではなかったです。アレルギーが無いと言うだけで得意とか言ってませんよ!分からない単語があれば調べて覚える。忘れたらまた調べて覚える。その程度です。
実際のラボ試験で英語を必要とするのは
- 受付から試験開始まで間のプロクタの説明を理解できる程度のリスニング
- 不明点がでたらそれを伝えるスピーキング
- 問題文を読み、題意をつかむリーディング
くらいです。
1はプロクタもゆっくりと話してくれますし、試験前のブリーフィングでは日本語で書かれた説明文も見せてもらえると思うので、心配するほどはないと思います。
ただ、全員が2度目以降だと割愛されてしまうこともあるので、2回目以降の受験で期間が空いて忘れてしまったことがあれば質問するなり、説明を実施してもらうようにお願いしたほうがいいです。
2はPCの動作に異常がある時や明らかにこの問題欠陥だろうとクレームする時くらいでしょうか。私の時には自分から話しかけるようなことは無かったです。一度、他の受験者の方が試験スタート直後、進め方が分からなかったみたいで質問してましたが、「それは先ほど説明したはずだ、今回は質問に答えてあげたが次は無いからな」と怒られてました。しっかりと1での説明を理解できるようにすれば、不明点を質問することも少ないと思います。
3が当たり前ですが一番大事です。ラボ試験では提示された制約に触れないように指示された要件を満たしていく必要があります。求められていることが理解できるように問題文を読み解くリーティングは必要です。多少の単語は分からなくても前後の文脈で意味を推測してというのは小説を読むとかであれば有りかと思いますが、この試験ではさすがにそれはリスキーです。たしか東京ラボだけは特例的に各自の席に辞書が備え付けられていたかと思います。どうしても分からない場合は調べることもできます。
多くのドキュメントを読んで勉強する必要があり、多くの方はCCOやCisco Pressが中心になると思います。もし英語が苦手という人がいればCCOより先にこの本を読んでみることをお勧めします。
Troubleshooting IP Routing Protocols (CCIE Professional Development Series)
この本は私がこれまでに読んだCisco PressやCCOよりかは分かり易い英語で書かれていました。内容はプロトコルについての比較的簡易な説明とそのトラブルシューティングのやりかたの2パートになっていて、プロトコルの説明のほうだけ読むようにします。
(英語の勉強目的なのでトラブルシューティングパートは別の機会に読む)
東京ラボで受けるのであれば英語を話す機会はかなり少ないと思いますのでCCIE取得のためというスコープでみれば英語に過度に不安になることはないです。
筆記とラボ
筆記とラボを分けて考えず、ラボの勉強をメインに行いました。出題範囲に多少の違い(筆記のみラボは対象外)はあるので、その辺は筆記受験日近くに集中して行いました。
CCOを読み漁る
最初の頃はノートパソコンを持っておらず、朝はCCOをベースに、読んでノートに纏めて知識を整理するということを続けました。INPUTですね。PCを使っての動作確認、検証などは夜に行うようにしました。この頃は鞄が軽かった!
参考
INE Workbook
INPUT勉強が一通り済んだ後にWorkbookに手をつけます。これはAdvanced Technology Labsに沿って3周くらいやりました。Workbookははじめの頃は良いペースペーカになってくれるので効果的だとは思います。ただ、某所の合格体験記にも書いたのですが、Workbook一辺倒の勉強はお勧めしません。
自分で組む
Workbook含め問題集の類はどうしても回数をこなしていると覚えてしまうので、ある程度慣れてきたら自分で色々と構成を考え、オリジナルのラボ(?)を作っていくようにしました。
自分で組みだすと構成を考えたり、プリコンフィグを考えたり、Troubleshootingの勉強であればFaultを考えて仕込んだりと準備の段階に時間を取られます。しかし、この事前準備はまったく知識が無いとできませんので、自分自身は少しずつでもこれまでの勉強が身についているんだと前向きに考えます。
実機検証の注意点
Workbook、オリジナルいずれも同じですが、次の点にも注意して勉強します。
- デフォルトの設定は何か?
- (?で確認して)他にどのような選択肢があるのか?
- その設定を最少入力で入れるためにはどこまで入力すればOKなのか?
- その設定を修正するにはnoで一度取り消すのか?上書きでいけるのか?
- 意図的に間違えた設定してメッセージや挙動をみる
3と4はConfigurationセクションでスピードアップのためには役立つと思います。5についてはTroubleshootingセクションやDiagnosticセクションで役立つと思います。一番良くないのは設定を入れて、「ああ、動いた、動いた。ping もOK、よし分かった」と言うような正しい設定だけ入れて確認して終わってしまうことです。
(ちょっと例えが稚拙すぎますね)
範囲が広く覚えることが多いので一度の検証、実機確認で終わることはなく、何度も繰り返し勉強、検証することになると思います。最初の頃は上記のように正しい設定だけの確認でも十分かと思いますが、繰り返していくたびに前回よりも少し幅を広げてプラスアルファの確認を行うようにします。
いずれはスピードを意識した勉強に切り替えていかないといけませんが、当面はスピードをあげることに気を取られすぎないように注意したほうがいいです。
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